2021年10月19日火曜日

FlyDog SDR の改造

FlyDog SDR には、HF-1 と HF-2 の二つの入力ポートが有るのですが
それが切り替え式ではなく同時並行稼働らしい・・・
(回路図は公開されておらず詳細不明です)
その為、色々と弊害があるようで、それを改善する方法が公式サイトに載っています。
 http://sdrotg.com/en/developer/sensitivity.html#frequency-response-problem
 
改造すると、結局 HF-1 は使えなくなり HF-2 だけになるとの事。
そして、あくまでも自己責任で・・壊れても後は知りません!
・・・らしい。
 
もう既に自己責任の世界に突入しているので・・・
躊躇なく改造する事にした。
 
金属カバーの取り外し
3か所 ”はんだ吸取線”を使って・・簡単に外れた!
黄色いテープは、
既に修正されているジャンパー・ワイヤー用の保護テープ
(何の修正か不明)
 
 
 
公式サイトに載っている写真が見にくいので
アップにしてみた。
C1 をショート、C2 と L1 を取り外す
 
老眼には辛い作業ですが、何とか改造した(ピンボケ)写真
C1 は、ワイヤーでジャンパーしています。

一旦動作確認
問題無いようなので金属ケースを元に戻した。

改造後の受信状態を
前回と同じように、KiwiSDR と比較してみた。
ロングワイヤーをスプリッター経由で両方へ接続
"DigiSkimmer"からMF帯HF帯のWSPRを同時受信して両者の
デコードSNR値を比較
 
便利なツールのサイトが有ったので使ってみました。
MF帯 Avg. SNR
 若干 KiwiSDR(SDR1) が良いが・・
改造前の"FlyDog SDR"は、MF帯では4~10dB劣っていたので、
かなり改善された様子!! 😄
 
160m
 サンプル数が少ないので、SNR数値だけで見る --> ほぼ同じ
 
80m Avg. SNR
 差は無い様子

HF帯は元々差が無かったので、これ以外は測定せず。
ただ、この改造はHF帯の一部周波数帯の改善らしいので
いずれ他のHFバンドも測定(予定)。
 
 
 
今回使ったツールサイト  http://wsprd.vk7jj.com/
コレを使ってみました。
http://wspr.rocks/head2head/
時間帯、バンドを指定しコールサインを入力
 
"avg snr"を選ぶ
 
"Fetch data"をクリック

 
 






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