2024年5月8日水曜日

アンテナ・スプリッターの見直し

自作して今まで使ってきた"Splitter/Combiner"ですが、
あらためて特性を見てみると色々と問題あり!!

「トロイダル・コア活用百科」に載っていた物(と思うが、覚えていない)
結構適当に作った・・・



NanoVNA で特性を確認
操作が面倒なので、PCに接続して"nanovna-saver x64"を使用
写真の様に接続、空きポートは50Ωで終端

通過ロスは、
MF帯は-4dB 程度ですが、LF帯は-9dB と急激に悪化!
VSWR も高い
HF帯では良いけど、LF/MF帯は使えないですね~

また、使用ポートの IN-OUT 接続組み合わせで
もっと悪化して使用に耐えないケースが有ると判明
適当に作った影響でしょう・・・(汗

そんな事情で作り直してみました
参考にしたのは、コチラの情報
https://ka7oei.blogspot.com/2019/11/homebrew-construction-of-2-and-4-port.html

24AWG は、0.5mm の UEWポリウレタン線を使った
抵抗は、51Ω 2本をパラにして 25Ω


FT50-75 で作ったコイルで組み上げて完成

空きポートは50Ωで終端するのを忘れずに

50kHz~1MHz の特性
挿入損失は、-3dB で均一
VSWR LF帯/MF帯共問題なし
マーカー2:150kHz マーカー3:500kHz
ポートを入れ替えてみてもほぼ同じ特性でした。

ちなみに、50kHz~30MHz の特性
LF/MF帯を意識して作っているので・・仕方ない!

空きポートを、オープンにすると
当然、VSWR が悪化します

早速、LF帯用室内ループを
TS-480 と Flydog SDR に分岐させ136kHz FST4W を受信し
両者とも今までのようにデコードするのを確認できました


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