2020年1月10日金曜日

FT-991で ATU用チューニング・キャリアを出すには

LDGなどの、外付けオート・アンテナチューナーは
キャリアを入れるだけでアンテナ・チューニングしてくれます。
ただ、チューニング時はパワーは出来るだけ絞って送信しないと
チューナーが壊れるかもしれないとの事。

バンドを変更した直後、毎回パワーを最低の5Wに落とすのも面倒!
 FT-991では、”MULTI”ツマミを "RF POWER" に割り当て
 ツマミをクルクルと回して5Wにした後キャリアを送信する。

LDGのサイト RT-100 の紹介ページに、
”ヤエスの一部の機種では、ATAS 使用時の設定にすれば良い”と
書かれているのに最近気づいた!

FT-991 の場合
1.MENU 143 の”TUNER SELECT” を"ATAS" に設定しておく
2.付属マイクの PTT を押したまま”UP”をタッチ("DOWN"でもよい)
3.約10Wでキャリアを送信する
    アンテナチューナーがチューニング動作に入る
4.SWRが低く安定したら"PTT"を離して送信停止
5.以降 "RF POWER"で設定してある出力でQSO

でも、
最近はデジタル通信(FT8 etc.)がほとんどでマイクを接続していない
マイク接続していると、結構場所をとって邪魔な事が多いし。。。



PTT と UP だけ有れば事足りるので、
超簡単なスイッチ・ユニットを作成してみました。

マイク・コネクタは、LANケーブルのRJ45コネクタと同じなので
LANケーブルの切れ端と、
本来であればプラ・ボックスにプッシュ・スイッチを用意したい所ですが
今回は手持ちの基板装着型タクト・スイッチを使って手抜き工作です。

LANケーブルの切れ端を固定
一応、赤はPTT 青はUP に割り当て


LANケーブル
PTT(6) UP(2) GND(7) の各ラインをスイッチ端子にハンダ付け
各ラインの具体的な位置は、FT-991の取説に載っています。(13/16ページ)
PTT と UP を、それぞれスイッチで GND に落とすだけ

ケーブルが動かないように固定
赤・青の位置が最初と逆になっていますが、好みの問題です・・


配線側にプラの端切れを貼って保護

これで完成
超手抜きです!

追記:2020/05/25
時々誤作動するので、スイッチとパラに 0.1uF を追加しました。
これで安定している様子。
追記:2020/06
と思ったが、FT-991電源ON直後の1回のみ誤作動する!
よく分かりません? とりあえず放置。。。

FT-991側の設定
MENU 143 を、ATASに設定
赤く ATAS と表示が出る

で、こんな感じで横に置いて
最初に赤(PTT)を押してそのまま、次に青(UP)をタッチすれば
チューニング・キャリアを送信してくれます。


これで余計な手順から解放され楽になりました。

LDGの場合、チューニング用キャリアは5Wで良いみたいですが
この時FT-991側の10Wは固定で、5Wに変更は出来ない様子。



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